モグラが庭を荒らしているから捕獲したい、モグラをペットとして飼育してみたい、と思っている方ももしかしたらいるかもしれません。
野生のモグラって勝手に捕獲や飼育などをしてもいいのでしょうか?
ここではモグラの飼育や捕獲の許可について、ご紹介します。
モグラの捕獲には許可が必要です
庭がモグラ塚で荒らされてしまうので、モグラを捕獲したい!と思っても、一般の人が捕獲をする場合、都道府県知事の許可が必要になるそうです。
ホームセンターなどでモグラを捕獲する道具が売られていたりすると、捕獲してもいいのだと勘違いしてしまいますよね。
一般の人ができるのは、モグラを追い払うことまでのようです。
追い払うには、地面に風車を刺す、トンネルにモグラ忌避剤を設置する、などがあります。
モグラを許可なしで捕獲できる場合も
モグラを許可なしで捕獲できる場合もあります。
それは農業又は林業の事業活動に伴い捕獲等又は採取等をすることがやむを得ない場合です。
つまり、農林業でモグラの被害が出ている場合、許可を取らなくてもモグラを捕獲していいようです。
この職業の方たちは、許可をとる必要もなくモグラを捕獲することができます。
ですが、モグラには希少鳥獣に指定されているものがおり、センカクモグラ、エチゴモグラなどは希少鳥獣なので、許可なく捕獲することはできないようです。
飼育にも許可が必要?
モグラの飼育にも許可が必要で、なんとなくペットとして飼ってみたいから、などの理由では許可は下りないようです。
動物園で展示する、モグラの研究をする、などの目的でないと許可は下りないようです。
許可を取らずに飼育すると
許可を取らずにモグラを飼育すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、という刑罰が下されてしまうようです。
そもそもモグラの飼育は素人にはとても難しいようなので、無許可でモグラを飼育することはやめましょう。
まとめ
モグラの捕獲は農林業で被害が出ている場合を除いて、都道府県知事の許可が必要になります。
さらに、希少鳥獣に指定されている種類もいますので、捕獲するときは十分注意しましょう。
また、飼育にも許可が必要で、無許可で飼育した場合罰則がありますので、モグラを勝手に飼育することはやめましょう。