家庭菜園をしているお庭に、おかしな穴がたくさん掘られているのを見ました。
見つけては埋め戻すのですが、すぐにまた穴ができます。
どうやらモグラらしいのですが、作物に被害が出る前に対策はないでしょうか?
モグラ出没による庭の被害
お庭の周辺にいくつもの穴が開いている、これはモグラ塚という穴です。
なぜ、モグラはあなたのお庭に出てきたのでしょうか。
それはあなたのお庭にモグラの食べ物が豊富にあるからです。
豊富といっても、それは作物やお花を食べるためではありません。
作物やお花を目当てにやってくる、ミミズや昆虫を食べるためです。
それならなぜ、お庭に被害が出るのでしょうか。
虫や単細胞生物は植物の根周辺にいます。
もぐらが捕食するとき、その根を傷つけ、荒らしてしまうのです。
結果、根がだめになって作物やお花が育たなくなってしまうのです。
モグラ対策をお庭に
穴を掘ってやってくるので、まずは侵入ルートを特定しましょう。
特定するためにはモグラ塚を埋め戻したり、潰していきます。
その後、穴を掘り返した場所がモグラの通る場所です。
場所が確認できたなら、3つの撃退対策をします。
その3つとは、臭いや音波、捕獲器です。
臭いというのは、モグラが臭いに敏感だからです。
ナフタリンが効果的です、穴に直接まいたり周辺に散布します。
これで侵入ルートには近づかなくなります。
ただ注意すべきこととして、散布場所を選ばないと作物や花に害がでます。
次に音波です。
もぐらは嗅覚の次に聴覚が敏感です。
音の振動が嫌いですので避けてとおるのです。
音波発生機をモグラの通る本道や、来てほしくない場所に設置します。
杭のような形をしていますので、庭の中心に一つ、近づいてほしくない場所に数本設置します。
最後は捕獲器です。
モグラの通る本道をみつけたならば、そのトンネルに設置します。
設置の際にはそこの土を捕獲器にすりつけ、人の匂いを消すと良いでしょう。
キャッチャーの中には出来たら、好物のミミズを入れられればベストです。
なお、モグラは絶滅危惧種であり、処分や捕獲には許可がいる場合があります。
役所などに確認をとってから設置をしてください。
まとめ
モグラによるお庭などの被害は、捕食活動のために起こる二次被害です。
作物やお花の根のそばにミミズや昆虫がいるため、捕獲時に傷つけてしまうのです。
結果として人のテリトリーを荒らすことになりますので、追い払わなければなりません。
しかしレッドデータアニマルであり保護対象です。
嫌いな臭いや音、防護用の柵などを使い、侵入を阻止するなどでお庭を守りましょう。