モグラが地中で生活する中で、私達の見えないところでは色々なことが起こっているのだろうと想像します。

そんな生活の中にいて、時には逃げたり、時には攻めたりをしていることでしょう。

モグラにとっての「強い」と「弱い」について調べます。

モグラは強い

モグラ 強い 弱い

水泳

体の毛が密集して生えていて、それが水を弾くので上手に泳ぐ様です。

自分の進む目の前に浅瀬がある時は、泳いで渡ることがあるそうです。

嗅覚

複数のニオイを同時に嗅ぎ分けて、強さを比べて強い方に進む(哺乳類の習性)ことに優れている様です。

そのために、多くの餌を捕ることができるとのことです。

触覚

体にとても発達した触覚器官があるので、一瞬触れただけで(瞬間的)に判断できるということです。

この能力は、ミミズの頭を見分けることもできるらしく、人間が想像以上に優れているらしいとデータでは残っています。

振動

トンネル内のどの場所に異変(振動)があってもそれを感じ取り、それが獲物かどうかの見分けができるので、餌を捕りに向かったり、逃げたりの動作が瞬時にできるそうです。

また遠くの個体にお互いの縄張りを知らせるために個体同士で振動を送り合うこともある様です。

前足

大きく強い前足で土をかく能力は、ほかの哺乳動物にはなく、モグラの様に地中に生息するものにだけ備わった能力の様です。

後ろ足

短い後ろ足で前足がかいた土をさらに後ろに送る能力は、前足と共に優れているということです。

よく食べる

食事の量は、1日に体のおよそ半分ほどだそうです。

漢方薬

黒焼きにすると、「土龍霜(ドリュウソウ)」という民間薬になり、強壮、興奮、排膿のそれぞれ効果がある様です。

今でもほかの薬と配合して、夜尿症の薬として出回っているということです。

 

・・・など

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モグラは弱い

視力

「ほとんどない(微かな光を感知)」、または「持ってない」というデータがあり、まさに「盲目」ということになりそうです。

耳の位置の痕跡を見つけるのも難しいということです。

太陽の光

「モグラは、太陽の下では生きられない」という都市伝説の様なものがありましたが、実は、太陽の光に弱いのではなく、暑さに弱い様です。

本来は、日中でも移動している様です。

お腹が空く

常に食べていないと生きられず、胃の中に約12時間何も入っていない場合には、命を落とすというのです。

地中に生息する個体は、真夏の暑さには耐えられない様です。

いつも一定の温度管理ができているかの様な地中と比べて、あまりにも温度差がある地上では個体の体力が持たない様です。

神経質

環境の変化には左右されやすく、もの凄く敏感で、そのことが原因で命を落とすこともある様です。

穴掘りの速度

掘り進める速度は遅い様ですが、親の代からのトンネルを修復しながら住処としているので、餌はトンネル内で見つけることができる様です。

従って、速く掘る必要がないということです。

自然界での順位

地中での食物連鎖の頂点はどうやらモグラの様ですが、ひとたび地上に出ればモグラは餌となる様です。

次の様なパターンが考えられています。

①ミミズなどの虫類<モグラ<キツネなどの哺乳動物<ワシなどの猛禽類

②ミミズなどの虫類<モグラ<ワシなどの猛禽類

・・・など

まとめ

モグラは、地中に生息している限り人間の考える「弱い」部分も「強い」部分にかえて生息していました。

人間の生活を脅かすモグラですが、人里離れた場所に生息するモグラは、天災と天敵から逃れながら一生を地中で暮らしているのだと感じました。

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