あまり普段考えたことがないことかもしれませんが、モグラはなぜ土の中で生活しているのでしょうか?
土の中で潜って生活しているのが当たり前だと考えがちですが、他の動物と比べてどんな部分が違うのでしょうか?
土の中で生活している理由についてまとめてみます。
モグラはなぜ土で生活している?
モグラがなぜ土の中で生活しているかという点については、まず土の中では湿度や温度が安定しているということ、さらに、餌となるミミズや幼虫をたくさん見つけることができるということが挙げられます。
さらには外敵となるような動物も来ませんので、安心して生活することができるのです。
モグラにとっては土の中が一番最適な環境ということになりますので、わざわざ地表に出てリスクを背負う必要はないのです。
もともとは地表で生活していたモグラですが、生き残っていくためにはこういう選択肢になったのです。
体の構造も、前足で土を掘れるような形になっていますし、目にも土が入らないように膜が張られています。
明るさは感じながらも土の中で生活するので、そこまで視界が必要ではないのです。
嗅覚だけでエサを確保することができますし、ヒゲの感覚も利用しながら生きていくことができています。
さらに、体に生えている毛も皮膚と垂直となっていますので、土の中で動きやすくなっています。
ですから、体の構造上土の中で潜って生活していくのに適しているのです。
土の中は安全ですし、餌もたくさん見つけることができるので、モグラにとっては、本当に居心地の良い場所ということになります。
まとめ
モグラが餌にしている昆虫やミミズのことを考えてみると、土の中で生活するのがベストであることがわかります。
また、外部からの敵から攻撃される可能性も少ないですし、土の中でも生活できるような体の構造になっているのであれば、地表に出る必要はないですね。
穴を掘って生活するのにピッタリの体となっていますし、だんだんとそういう生活に適していくように変化していったということです。