毛皮というものは有史以来、人の体を温め服の一つとして親しんできました。
ファーにはそれこそさまざまな動物のものがあり、もぐらの毛皮も存在します。
そんなモグラの毛皮、購入するにはどうしたらいいでしょうか。
モグラの毛皮ってどんなもの?お値段は??
モールファーというものはとても柔らかで、例えるとベルベットのような質感です。
光沢があって美しく、色はグレーが基調です。
毛皮にするにはモグラは小動物のため、数の確保は難しかったようです。
そのため、ファーに使うのは一部となりました。
用途としては、コートの襟や袖に使用されることが多いです。
20世紀以前ではその肌触りから、貴族の間で人気の素材だったとのこと。
そのため乱獲され激減、現在ではモグラは絶滅危惧種となっています。
現在ではモグラの毛皮は公式には生産されていません。
ですから、購入するとなると流通在庫品となります。
気になるお値段ですが、数千円から数万円の間で売買取引されているようです。
このあたりの値段の幅は時価相場ですので、交渉次第というところでしょう。
エコファー、これからの買い方
エコファーやフェイクファーというものをご存知ですか。
エコ、フェイクファーとは、パイル織物で造られた模造毛皮のことです。
材料には羊の毛や化学繊維を使用し、リアルファーに似せたものです。
動物愛護の観点や絶滅を防止する意味からも、現在はこういったものが推奨されます。
21世紀を生きるわたしたちは、この地球の生き物を養護し共に生きねばなりません。
もぐらの毛皮というなら、エコファーを使用したものを検討されるのもひとつです。
セレブのブログにも、毛皮を所有するならエコファーと呼びかけています。
まとめ
もぐらを語る時、この国では農作物に害をもたらす動物とされています。
しかしその体を包む体毛は、光沢のあるやわらかで肌触りの良いものです。
そのため毛皮として19世紀までは重宝されてきました。
現在はレッドデータ種でもあり、捕獲などは許可が必要です。
モールファーの魅力は筆舌に尽くしがたいものですが、ルールは守りたいものです。
エコファーという手段によって、種の保存と毛皮の所有は両立できるのではないでしょうか。