空き農地を利用した畑で、プチ農業をされている方は多いですね。
そんな園の周辺でモグラ塚を発見、捕獲器を設置したけど効果がなし。
それどころか穴が増えているというとき、どうしたらいいのでしょうか。
そんなとき身近な嗜好品を使った、簡単で有効なモグラ対策があるのです。
モグラ退治の対策にはチューインガムがいい!
GUMです、ガムがモグラを退治してくれるのです。
どういうことでしょうか?
もしかしてモグラはガムが嫌いなのでしょうか。
いいえ、それどころか、おいしい食べ物と思っているようなんです。
どうやって使うのですか?
使い方は簡単です、ガムをモグラ塚に入れるのです。
まず、モグラ塚の数を確認します。
塚の数だけガムを用意するのですが、一つの穴に対して5個くらい準備してください。
それぞれのホールにガムをいれます。
一つ注意ですが、ガムを素手で触らないことです。
モグラは鼻が利く生き物です。
素手で触ると人の匂いで食べたりしません。
手袋をするとか、ピンセットを使って穴に投入しましょう。
その後、すべてのモグラ塚を埋めて完了です。
モグラ対策のガム、その効果とは?
チューインガムを食べたモグラはどうなるのでしょうか。
ガムを排泄することが出来ず、腸閉塞をおこし息絶えてしまいます。
ガムというものはお腹の中で消化はされません、人もモグラも。
ですが、人は便といっしょに排泄されますが、モグラは出すことができないのです。
その後モグラ塚が新たにできていなければ、退治に成功です。
駆除のために罠や薬を使用しない、効果的な退治法なのです。
なお、このガムを使った対策法は雑誌、現代農業の1991年8月号から引用させていただきました。
http://lib.ruralnet.or.jp/cgi-bin/ruraldetail.php?KID=199108_015
他のモグラがそこに住みつきませんか?
残ったトンネルに他のモグラが住みついたりしないでしょうか。
大丈夫です、そこは駆除されたモグラの縄張りです。
モグラは単独で生活しますから、自分と違うにおいやトンネルには住みつきません。
むしろ、野ネズミなどがトンネルを利用して悪さをするほうが心配です。
まとめ
家庭菜園や畑の周辺に出現したモグラを駆除するのに、ガムが有効です。
罠や駆除用薬品を使用することなく、嗜好品を使って退治できるのです。
捕食後は腸をつまらせ絶命し、そのまま土に還りますから屍骸の始末もいりません。
農家の知恵から生まれた、効果的で自然にやさしいモグラ退治方法なのです。