モグラは地中の広範囲にわたってトンネルを掘り、住処を作り上げます。
それは、「もぐら塚(モグラが外に出した土の山)」の数を見れば、そこら中にトンネルがあることが分かるでしょう。
モグラ塚が多いということは、モグラの活動が活発だということを表し、その土地はミミズのたくさんいる肥えた土地ということを表しています。
モグラは、ミミズを求めて掘り進めるということです。
ですから、土がモグラの掘れる硬さであれば、庭だろうと家の床下だろうと掘り進めるというわけです。
モグラがそうやって掘り進めた場所には、どの様な被害が出るのでしょう。
調べてみます。
モグラの被害
家の庭への被害
- 地表に明らかにひび割れが入ったり、トンネルのあるところだけ土が盛り上がる
- 穴だらけになったり、人が踏むと抜けて足を取られるなど、危ない
- 作物を育てている場合は、モグラがトンネルを掘っていく過程で根や球根を傷めていく
- トンネルのせいで作物の根や球根に水が行き渡らないために、作物の発育不全が起きる
- モグラのトンネルにネズミが侵入すると、二次被害として作物の根や球根をかじってしまい、結果作物が枯れてしまう
・・・など
そのほかの土への被害
- ゴルフ場
- 運動場
- 芝生
- 農家
・・・など
これらの場所にモグラがトンネルを作ると、そこら中に「もぐら塚」ができたり、そこの土がボコボコになったりして、目的に当てはまった使い方が出来なくなる様です。
モグラが棲み着いた土(地中)の様子
モグラは、地上から地中に生活環境を移したという説があります。
モグラにとって棲みやすい環境
- 餌となるミミズや幼虫が豊富
- 一年中安定した温度と湿度
- 個体を餌とする動物がいない
・・・など
モグラの巣
- 100mもの長さのトンネル
- ありの巣の様にいくつもの部屋(餌場、トイレ、隠れ場所など)がある
- 出産や子育てをする部屋がある
- 時々、個体同士のケンカがある
・・・など
まとめ
モグラは、地中に長いトンネルを作り、自分達に合った最高の環境で生活しているといいます。
その長さは想像以上に長く、いくつも部屋が本道とつながり、それぞれの部屋には役割がある様です。
ですが、あまりにも自由にトンネルを掘るので、家の庭には「もぐら塚」がそこら中にできたり、土が帯状に続いたり、ひび割れたりなど、見栄えの悪さもさることながら、足を取られてケガをする恐れがあるということです。
また、作物への悪影響は大きく、個体の爪などで傷つけられる根や球根は育ちが悪くなり、個体のトンネルに侵入するネズミが、作物を荒らす二次被害も起きる様です。
この様にモグラの被害は、深刻の様でした。