もぐらを超音波で追い払ったり、撃退したりといったことは普段耳にしないことだと思います。
しかし、農村部や農家など普段土に触れて生活の糧を得ている方々には、もぐらの被害というのは侮れません。
今回はそう言ったもぐらを撃退する方法の一つ、超音波を中心に記事を書いていきたいと思います。
もぐらによる主な被害
庭や運動場、ゴルフ場など土を利用した設備の被害
手入れをした園芸品やグラウンドなどの運動場、天然芝のゴルフ場などに出没し、底かしこに穴を掘り、施設を荒らしていきます。
また、モグラ塚など盛り上がった土なども非常に厄介なものとなります。
畑などの農作物を栽培している場所に侵入する被害
あちこちに穴を掘り、巣の中に入った植物の根を自前の鋭い爪で切除します。
このことによって作物の根が張りにくくなり、発育が悪くなります。
また、掘った巣穴にネズミなどのほかの生物が侵入し、その生物が植物や作物を食べるといったことも報告されています。
また、餌としてミミズを捕食しますので、土の質が下がり、良い品質の作物が育たなくなります。
撃退方法について
もぐらの厄介性についてお分かりいただけたでしょうか?
それでは撃退方法について言及していきたいと思います。
まずもぐらは視覚が長い地中での生活により退化していますので、光など視覚に訴えかける方法は効果がありません。
代わりに発達しているのは聴覚、嗅覚となっています。
嗅覚につけこむ臭いによる撃退方法は周囲にも広がるのであまり気乗りしないという方には、超音波を利用した方法をお勧めします。
超音波による撃退法はもぐらの巣穴の中心部に発生装置を埋め込み、被害を防ぎたい場所の中心部から徐々に外側に向かうように設置するのが基本となります。
この方法の場合、考慮しなければいけない点がいくつかあります。
1つは土の中の障害物によって音が思ったより伝搬しない時があるということ。
もう1つはもぐらの動きが逃げるため活発になり、予想以上に地中が荒れるということです。
まとめ
居ついてしまったもぐらを追い払うと、余計な被害をこうむることがあります。
このような撃退法をとる際は、被害が最小限となるよう周囲の状況も加味することが大事になるでしょう。