もぐらと言えば穴を掘って土の中で生活をする生き物ですよね。
あんなずんぐりとした身体なのに、よくそんなに上手に穴が掘れるものだと感心してしまいます。
もぐらはなぜ穴掘りが上手なのでしょうか?
ここでは、もぐらの穴掘りについてご紹介します。
もぐらはなぜ穴掘りが上手なの?
もぐらの前足は掌部分が平たく大きくなっています。
モグラの身体の大きさの1/5ほどの大きさがあるようです。
向きも掌が外側に向くようについており、指先には鋭い爪も付いています。
穴掘りにとても適した形になっているようです。
また、鼻先がとがっているのも穴掘りに適しているようで、柔らかい土ならば穴掘りをせずとも進めるそうです。
とても便利ですね。
穴掘りの仕方
もぐらが穴掘りをするとき、まずは斜め上に掘っていき、掘った土を出す空間を作るようです。
これがモグラ塚になるのですかね。
空間ができると横に掘り進んでいくようです。
トンネルを掘るときは、手を前に伸ばして土をかき分け、壁に土を押し付けて固めていくようです。
もぐらは一晩で休みながら5時間ほどで90mくらいのトンネルを掘ることができるそうです。
とても速いですよね。
穴掘りの際に必ずできるモグラ塚ですが、モグラ塚は土捨て場なのでトンネルがつながっているわけではなく、土がぎっしり詰まっているそうですよ。
モグラの巣の大きさはどれくらい?
もぐらの巣は地下2メートルほどの場所にあるそうです。
大きさは20㎝程度で、そこで寝ているようです。
巣にトンネルがつながっていますが、トンネルは地表から15~40cmほどの場所に掘られており、そのトンネルの長さは長いものだと2~300mほどになるそうです。
このトンネルは自分で全部掘るわけではなく、代々モグラが使っているもののようですよ。
いくら掘るのが得意でも、重労働なことに代わりはないようです。
トンネルの大きさはどれくらい?
もぐらのトンネルの大きさは、幅4cm、高さ3cmほどでモグラにジャストフィットする大きさになっているようです。
身体に常にトンネルが接していることで、ちょっとした振動を体全体で感知し、獲物がどこにいるかなどが分かるようです。
そんな環境にいるせいか、モグラは身体に何かが触れていないと落ち着かず、ちょっとしたパニックになってしまうそうです。
また、トンネルが身体にフィットしすぎているのでトンネルではUターンができません。
そのためモグラは、前に進むのと同じくらいのスピードで後ろに進むことができるそうです。
びっくりですよね。
まとめ
もぐらは前足が大きく平たく進化し、穴掘りに適した身体になっています。
さらに鼻先がとがっていることで柔らかい土なら掘らずに進めるようです。
土の中に適した身体に進化した結果、穴掘りが上手になったのですね。