モグラの被害を防ぐには、モグラの嗅覚や味覚を利用した「忌避剤での追い払い」と、聴覚と肌感覚を利用した「音波と振動での追い払い」がある様です。

モグラはご存じの通り、目は退化し全くといってよいほど見えません。

そのハンデを克服するかの様に、ほかの器官は大変優れているというのです。

そこで今回は、聴覚と肌感覚を利用した「音波と振動での追い払い方法」について調べてみます。

音発と振動による追い払いアイテム

モグラ 音波 振動

モグラの優れた聴覚と肌感覚を利用して個体を追い払う目的で仕掛けるのが、音波と振動を利用したアイテムです。

どちらも、個体の嫌いな音波と振動が出て、個体をその場から追い払う様です。

  • ソーラー式の追い払い器:半永久使用が可能

太陽電池(ソーラーパネル)での自動充電により、電池の交換はしなくても良い

  • 乾電池式の追い払い器:数ヶ月ごとの乾電池交換が必要

あらかじめアイテムに適した大きさの充電式ニッケル水素電池をセットして、電池がなくなれば(消耗すれば)乾電池交換をする

設置場所

①モグラの巣(トンネル)

  • 本道(本線):行動範囲全般に通じるトンネル
  • 支道:用途に合わせて作った部屋や一時的に作った部屋に通じるトンネル

②本道と支道の見分け方

  • 本道は頻繁に行き来するため、試しに1個所壊して様子を見る
  • 個体が修理にきたら、それが本道と考えて良い
  • 本道のよくある場所は、雨の被害を受けない地形
  • 支道のよくある場所は、ミミズなどの餌がたくさんいるところ

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使用法

このアイテムは、音発と振動を使ってモグラを追い払う目的ですが、個体によっては居続ける(追い払えない)場合がある様です。

  • 個体の本道を貫く様に設置するのが理想です。
  • 逃げ道を探すために、一時的にせよ、今までよりたくさんのトンネルを掘る場合があります。また、逃げた先が、ちょうど作物のある場所の場合は、被害が出るかも知れません。
  • 音発と振動の届く範囲に「さえぎるものがある場合は、効果が薄れる」、「離れるほど効果が薄れる」など、アイテムの仕組みをしっかり理解しましょう。
  • 地中の様子によっては、ほかの忌避剤などと併用をしましょう。
  • 個体の休眠(休息)時や、あまりの悪天候では使用を中止しましょう。
  • 乾電池式は電池の消耗に注意し、ソーラー式は日当たりと日が当たる時間に注意が必要の様です。

・・・など

まとめ

モグラを追い払うために使う音波と振動を利用したアイテムは、個体がその場を嫌ってほかに移動するというものですが、必ずしも100%追い払えるというものではなく、個体が逃げた先によっては、人間同士のトラブルの元になることもまれにあるということです。

また、アイテムその物の特性によっては、期待通りの効果を得られないこともあるそうです。

その場合は、忌避剤と併用したり、別の方法を考えなければならないこともありますが、「効果があった」という体験者もいる様ですので、アイテムの取扱説明書に忠実に試してみるのも良いのではないでしょうか。

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