モグラは、ほとんど土の中で生活していますよね。
だからと言って目がない、なんてことあるのでしょうか?
退化したと言っても、どの程度なのか気になりますよね。
ここでは、モグラの目についてご紹介します。
モグラには目がない?
結論から言いますと、モグラには目があるそうです。
骨格には眼窩が備わり、目を動かす外眼筋も保持しているそうです。
ですが、土の中では目はほとんど必要ないため、土が目の中に入らないように、薄い膜がかぶさっているそうです。
また、耳たぶも土の中では邪魔になるので無くなってしまったようです。
目の機能としては退化している
モグラにも目はありますが、目の機能は退化してしまっているようです。
物の形などは見えなくなってしまいましたが、明るさだけは感じることができるようです。
目の代わりにモグラは嗅覚がとても発達しているので、目が見えなくてもあまり問題はないようです。
モグラの嗅覚はすごい?
目が退化してほとんど見えなくなってしまったモグラですが、代わりに嗅覚はとても発達しています。
この優れた嗅覚を使って獲物を探すのです。
モグラはなんと立体的な嗅覚を持っている、と言われているそうです。
人は目で物を立体的に捉えることができますが、モグラの場合は「におい」を細かく嗅ぎ分けることで物を立体的に捉え、さらに獲物との距離感もつかめるそうです。
モグラの鼻を片方塞ぐと距離感がうまくつかめず、モグラが餌があると感じた場所に何もない、という状況になってしまうそうです。
立体的に臭いをかぎ分けるってどんな感じなのでしょうね。
不思議です。
モグラは聴覚も優れている?
モグラは耳たぶはなくなってしまいましたが、その機能は優れているようで、地中でうごめく獲物のちょっとした動きにも反応することができるそうです。
聴覚と視覚を駆使することで、真っ暗の土の中でも獲物を捕らえることができるのですね。
まとめ
もぐらの目はないわけではなく、よく探せば1mm程度の黒い点があるようです。
ですが機能は退化してしまっているので、光を感じる程度のようです。
その代わり、嗅覚と聴覚が発達しており、臭いをかぎ分けることで獲物との距離を測るなど立体的に感じ取ることができるそうです。