モグラは、一生の内のほとんどを地中で過ごすと聞いています。

どこかの大学でモグラの生態を研究するために、実験室にモグラの住処を再現して、その様子を一般公開していると聞いたことがあります。

ですが、そこは人間からは丸見えで、人間でいうところの「プライバシー」がなさそうです。

ですから、全く人の目に触れない環境ではどの様な生活をしているのかは分からないのではないでしょうか。

モグラの冬眠や習性について調べてみます。

モグラの冬眠

モグラ 冬眠 習性

モグラの地中での生活を見てみましょう。

モグラは、地中のトンネルを移動しながら生活しています。

トンネルに落ちてきたミミズや虫などを主食にしています。

モグラには体脂肪がなく、大食漢ということですから、ずっと食べ続けていなければなりません。

モグラは、10~12時間も空腹でいると命を落とすそうです。

とにかく食べ続けていないと、モグラは生きていけないというのです。

結果、冬眠などしていられません。

一説では、「もしも個体が冬眠をしたら、眠っている間に空腹で命を落とすでしょう」ともいわれています。

モグラが冬眠をせずに生きていけるのには、ミミズや虫などの餌が大きく関係している様です。

土の中は1年中、ほとんど温度に変化がありません。

そんな環境に生息するミミズや虫の数も大きく変わることはない様です。

モグラにとっても大きな変化がない地中の生活です。

もしも寒さが身に染みれば、少し深い位置へ移動するだけで生活ができるのです。

モグラにとって、地中は環境も餌も揃っているということになり、1年中変化なく生きていけるというわけです。

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モグラの習性

巣の場所

水が入らない場所(木の根っこや高い土地など)にトンネルの本道を作るということです。

その本道から枝葉(支道)を伸ばし、餌場や避難場所などを作ります。

餌場は移動する

餌場とは「餌が捕れる場所」を指し、餌がいなくなると移動することから、餌場に通じる支道は順繰りに使われなくなるそうです。

モグラ塚

トンネルを掘り進める内に出た残土が盛り上がった場所を「モグラ塚」といい、必ず地表のあちらこちらに出来上がる様です。

本道は修復する

個体が本道と決めたトンネルは、常に見回り修復して回る様です。

まとめ

モグラは、その大食漢故に、冬眠はしません・・・というより、できませんでした。

冬眠をするには、あまりにも腹持ちが悪すぎます。

常に地中を移動し、餌を食べ続けているということです。

冬でも餌に困らず、安定した環境の中で一年中過ごしている様です。

また、モグラの習性では「水(浸水)に対する対策」に、かなり気をつけてトンネル作りをしていると感じました。

モグラのトンネルには、本道と支道というものがあり、本道は常に見回りをして修復しながら移動しているということでした。

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