モグラと言えば地下に穴を掘って生活しているので、穴を掘るのがとても得意で早いようなイメージがありますよね。
モグラの穴の掘り方は、どのような感じなのでしょうか？
また、掘る速度はどの位の速さなのでしょうか？
ここでは、モグラの穴掘りについてご紹介します。
モグラの穴の掘り方
モグラの前足は他の動物と違い、下向きではなく横向きになっています。
この横向きの手を顔の前に出し、手を交互に使い土を頭上に押し付けながら掘ったり、前足を交互に前上方から後下方に泳ぐように円形運動をさせて掘ったりするようです。
また、柔らかい土の場合はとがった鼻先のおかげで、鼻先で土を持ち上げるだけで掘り進めることができるようです。
乾燥している土は掘ることができない？
モグラは乾燥して干上がった土壌の中には、ほとんどトンネルを掘ることができないそうです。
土壌中の水分の量が、モグラ生息の重要な要素になっているようです。
また、水分があっても粘土層の土にはモグラがいることが少なく、これは粘土質の土が掘れないというわけではなく、粘土質の土の中には餌となるミミズや昆虫類がいないためのようです。
モグラの穴を掘る速度はどれくらい？
モグラが穴を掘るスピードは、５時間休み休み穴掘りをして９０ｍほど掘ることができるようです。
一晩で９０ｍも掘ってしまうなんて、頑張り屋さんですね。
分速で換算してみると、５時間で９０ｍなので、１分間で３０ｃｍということになります。
休み休みで９０ｍなので、実際にはもっと早いかもしれませんね。
トンネル内を移動するスピードは速い？
穴を掘るスピードは１分間で３０ｃｍほどとそこまで速さを感じない速度でしたが、トンネル内を移動するときのスピードは結構速いようです。
さらに、モグラは後ろへ歩くときも前へ歩くときと同じスピードで動けるようなので、モグラがトンネル内を移動しているときは、人が反応できないくらいのスピードになることもあるようです。
まとめ
モグラの穴の掘り方は横向きに付いた手を上手に使い、上下や左右に土をかき分けて掘り進めるようです。
掘るスピードは１分間で３０ｃｍほどとそこまで早いスピードではありませんが、柔らかい土の場合は鼻先で土を持ち上げるだけで掘り進めることができるので、速度ももっと速くなるようです。
いくら穴掘りが得意と言っても、そんなものすごいスピードで掘れるわけではないのですね。
