もぐらを食べる地域や国はある様ですが、日本国内では害獣として駆除される話は聞いても、捕獲後「食べた」という話はほとんど聞いたことがありません。
これから、「もぐらを食べる」について調べてみます。
もぐらを食べる地域や国
調べによるとラオスの山岳地帯では、もぐらは市場で普通に売り買いされ、食料として食べられているということです。
日本国内では、庭にもぐら退治の罠を仕掛けて捕まえた大型のもぐら(30cm級)を食べたという話はありましたが、それは極まれな話でした。
「もぐらは美味しくない」というのが通説で、中国などでも同じ様にいわれているそうです。
「食べたことはあるが、食卓に上る様な代物ではない」というのが一般的な様です。
もぐらの食べ方
食べ方としては、私達日本人が牛や豚をいただくのと同じやり方でさばかれる様です。
毛や内臓や骨などは取り除かれます。
出来上がる料理は、特に手の込んだものではなく家庭にある調味料で作れる簡単なレシピの様です。
もぐらの料理
たいていの場合、もぐら料理といえば「小さく切った肉を生姜醤油と砂糖で煮る」や「トマトソーズをベースに赤ワインやハーブ(香草)で煮込む」など、味付けを濃くしてニオイを取ることに気を使っている様に思えました。
また、炭火で焼いただけの「焼きもぐら」は、飼育時の餌を選んで飼育すれば高級な豚肉の味がするそうです。
ラオスのもぐら
ラオスのもぐらは、日本のもぐらと違いタケノコを主食に飼育しているらしいということです。
ですから、日本に生息するもぐらとは全く違う環境下だということになります。
まとめ
日本のもぐらは、自然に生息しているのが当たり前の動物で、しかも今は「害獣」扱いです。
当然ながら、食用として飼育されている話など聞いたことがありません。
ですからラオスのもぐらとは、全く違うものだと考えるのが自然でしょう。
日常的に市場で売り買いされる個体は、その飼育の段階で餌にも環境にも気を使っているということが分かります。
「もぐらは美味しくない」というのは、中国でもいわれている様ですが、きっときちんと餌や環境が整った中で飼育されたもぐらであれば、食用となり得るのだろうと感じました。
一方で、もしももぐらを食用として流通させるとすれば、日本の場合、個体をそのまま売り買いすることはあり得ません。
あの小さな(大物でも30cmほど)体をさばく手間(コスト)を考えると、高級牛肉並の値段になってしまうということでした。