個人でモグラを飼うのはとても難しいようですが、動物園に行けばモグラは見れるのでしょうか?
動物園ではどのようにモグラを飼育しているのでしょうか?
ここでは動物園でのモグラの飼育について、ご紹介したいと思います。
動物園でのモグラの飼育
モグラは動物園でも飼育が難しいようで、モグラのいない動物園の方が多いようですね。
モグラは12時間以上餌を食べないと命を落とす生き物なので、餌の管理もむずかしいようです。
また、土の中で生活しているモグラは、気温の変化などにも敏感で、一定の温度、湿度を保つ必要があるようです。
いろいろな動物を飼育している動物園でも、モグラの飼育は難しいのですね。
餌は何を与えているの?
モグラは普段、ミミズや昆虫、幼虫などを食べています。
いわゆる肉食です。
飼育されているモグラも、ミミズを食べることが多いようです。
ですが、そこらへんで取ってきたミミズでは、量も足りないし、寄生虫が多いようで与えてはいないようです。
市販されているミルワームを食べることが多いようです。
また、市販されているミミズというと釣りに使用するシマミミズもありますが、こちらはまずいようでモグラは食べないそうです。
モグラが飼育されている動物園は?
モグラが飼育されている動物園として一番有名なのが、多摩動物公園です。
モグラの家と呼ばれる施設があり、モグラを専門で展示しているようです。
頭上に網上のパイプが張り巡らせてあり、テーブルには土が入っていてモグラの巣になっています。
餌場には頭上のパイプを通ってしか行けないので、餌を取りに行くモグラの姿が見られるようになっているそうです。
ここにあるモグラの説明が、モグラ先輩の毒舌が面白い、と話題になっているそうです。
見に行くときは上から糞などが落ちてくることもあるそうなので、気をつけて行くようにしましょう。
モグラはどこから取ってくるの?
多摩動物公園では、展示しているモグラを動物園の敷地で捕獲しているそうです。
春と秋が捕獲するのにモグラに危険が少ない時期で、この時期になると園内のモグラの本道にトラップを仕掛けて捕獲するようです。
気候が良くてもトラップに落ちてから時間が経ちすぎるとモグラの身が危険なので、トラップを仕掛けたときは3~4時間おきにトラップを見て回るなど、結構大変なようです。
さらにモグラは嗅覚がとても良いので、トラップにひっかかることも少なく、トラップに土を詰められてしまったり、横に別の道を掘られてしまったりということも多いそうです。
そんな飼育員さんたちの努力の結晶のモグラを、皆さんも機会があったら見てあげてください。
まとめ
モグラの飼育は動物園でも難しいようで、モグラのいる動物園は少ないようです。
少ない中でも、多摩動物公園はモグラの展示に力を入れているようで、モグラを見てみたいと思っている方は、ぜひ一度足を運んでみることをお勧めします。
モグラの家へ行くときは、くれぐれも頭上に注意するようにしましょう。