近年は一般の人でも、農家から土地を借りて畑をつくる方は多いです。
豊かな恵みを期待し、作物の世話に日々奮闘するのは楽しいことですね。
しかし、豊かな畑であればあるほど、害獣の被害にも遭いやすいのです。
モグラ塚出現は畑の被害のはじまり
畑のあちこちに、土をほじくり返したような跡が見つかることがあります。
その正体はもぐら塚、モグラが畑に穴を掘っているのです。
これが出現したなら警戒しなくてはなりません。
畑の作物に被害が出る可能性があるのです。
モグラはどんな被害をもたらす?
もぐらは畑の地下にトンネルを掘ります。
そのため、畑がデコボコになってしまうのです。
そして好物のミミズを食べるために作物の根を傷つけ、枯れさせてしまいます。
さらにはモグラが作ったトンネルを利用して、ネズミも出没するようになります。
本当の被害はこのネズミで、作物を食い荒らします。
被害を防ぐ対策はどうすればいい?
対策はモグラ達が畑に来れないようにします。
まず、デコボコになった部分をしっかりと埋め戻します。
そうするとモグラが再び穴をつくります。
その作った穴に、捕獲器と忌避剤を仕掛けます。
捕獲器はモグラを捉えるため、忌避剤はモグラや鼠を追い払うために使用します。
可能であればその罠の中にモグラの好物、ミミズを仕込みましょう。
トラップは一箇所だけでなく、塚のある場所すべてに仕掛けられればベストです。
なお、モグラはレッドデータアニマルですので、捕獲は生け捕りが基本です。
知っておきべきこととして、畑は害獣たちにとってすばらしいレストランです。
おいしいものが豊富にあるため、簡単には出ていってくれません。
長期戦になることを覚悟しましょう。
まとめ
豊かな実りのある畑には、その恵みを求めて虫や小動物が集まります。
すばらしい大地のおくりものなのですが、人の利益のためには問題です。
その典型ともいえるもぐら塚の出現は、作物に被害をもたらします。
しかし保護動物であるため、駆除には注意が必要です。
専用の対策を講じ、畑には出没出来ないように追い払う、という方法をとりましょう。